大切なお花をキレイに飾りたい!切り花を長持ちさせる方法・コツ12選

重要なのは水の入れ替え 花の保存方法
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切り花は普通にいけているだけだとすぐにぐったりしてしまって、悲しい気持ちになったことはありませんか?
実は、少し工夫をしてあげるだけで、切り花も長持ちさせることができます。

「いただいたお花を少しでもキレイに飾りたい」
「気に入って買ったお花を少しでも長く飾ってあげたい」

そんな気持ちにお応えして、切り花を長持ちさせる方法やコツをご紹介していきます。

↓目次から気になる方法の説明が確認できます。

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きれいな花瓶などの器を用意する

まずは、きれいな花瓶などの花器を用意しましょう

きれいな花瓶

綺麗といっても、花瓶の形がキレイというわけでなく、「清潔」という意味です。

以前使ったまま置いている花器などは、汚れが付いているものもあるので、ぬめりなどを事前に落としておきましょう。

手の届くものであれば、水を溜めてスポンジなどで優しく拭くと綺麗になります
掃除して汚れた水は流しておきましょう。

口の狭いものは、水筒用のスポンジ(柄の長いもの)でも洗えますし、軽い汚れであれば、花瓶の口を手で塞ぎじゃばじゃばと洗うだけでも大丈夫です。

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花瓶の大きさはお花の量に合わせてあげる

花束を頂いた時などに気をつけたいのが、小さな花瓶にぎゅうぎゅうにお花を生けること。

単純に水を吸うお花の数が増えるので、ついつい気づかないうちにお水が足りなくなってしまったり、お花が痛みやすくなる原因になります。

適度に空間ができるようにしてあげましょう。

水に浸かる位置の葉を適度に取り除く

花瓶に入れた時に水に浸かってしまう高さの葉を取り除いておきます

この一手間で、水の中で雑菌が繁殖するのを防いだり、余分な水分の蒸発を防ぐことができます。

葉の多いお花の場合は、水に浸かる部分だけでなく、適度に葉を間引いてあげましょう。
お花は吸い上げた水分を葉っぱから蒸発させているので、沢山の葉が付いていることで、水不足の危険性が高まります

水中で花の茎を切る

切り花を長持ちさせる方法として一般的なのが、水中で花の茎を切る方法です。
これを、「水切り」といいます

▼必要なもの
・バケツ、洗面器などの容器
・ハサミ(お花専用のものか、切れ味のよいハサミ・カッターナイフ)

バケツなどの容器に水を張り、お花の茎の根本を水に浸けたまま、ハサミで斜めに切ります。

茎を斜めに切った花

水切りするには以下の理由があります。

水中で切る・・・切り口から空気が入るのを防いだり、乾燥を防いでくれます。
これによって、水を吸い上げやすくします。

斜めに切る・・・切り口の断面積を広く取れて、水をより吸い上げやすくします。

花束など頂いた時には既にお花屋さんで斜めに切られていることがありますが、すでに乾燥してしまっている可能性があるので、花瓶に活ける前に「水切り」をしてあげましょう。

ハサミは清潔で良く切れるものを使う

せっかく水切りをしても、汚れているハサミで切ってしまうと、茎から雑菌が入ってしまうことも。。。

花用のハサミは清潔で切れ味のよいものを

ハサミの汚れが気になる方は、中性洗剤(食器洗い用洗剤など)で洗っておきましょう

また、切れ味の悪いハサミを使ってしまうと、お水を吸い上げる茎の導管と呼ばれるパイプのような部分が潰れてしまい、水を吸い上げづらくなることがあります。
必ず良く切れるものを用意しておきましょう。

お花用のハサミが一番いいですが、お家に無いって方は切れ味の良いハサミかカッターで代用すると良いです。

▼注意
花の茎は種類によっては、かたいものもあります。くれぐれも怪我をしないように気をつけてください。

お水の量は花の種類で変える

お水の量はどのお花でも花瓶いっぱいに入れてしまうのではなく、お花の種類などで適切な量があります。
自分でお花を買う場合は、お店の方に尋ねてみましょう。

以下は、プレゼントなどでいただく事が多いお花の最適なお水の量です。
活ける際の参考にしてください。

  • ガーベラ、カーネーション → 浅めの水(数センチ)
  • カスミソウ → やや深めの水
  • バラ → 深めの水

高温多湿な環境は避ける

室温が温かいと、水が腐りやすくなり、雑菌が繁殖する原因になります。
また、かといって冷房の風があたる場所に置いてしまっても、NG。

直射日光が当たらない、風通しの良い場所においてあげましょう。

我が家では、玄関や廊下の出窓付近に置いてます。

水は毎日入れ替える

忙しい毎日を過ごしている方には大変かもしれませんが、毎日お水を入れ替えること
これが、切り花を長持ちさせる上でとっても重要になる部分。

細菌の繁殖を防ぐために、お水を清潔に保つ必要があります
花瓶がぬるぬるしていたら、スポンジなどで一緒に洗っておきましょう。

重要なのは水の入れ替え

少し面倒だなって思うかもしれませんが、朝起きてお水を入れ替えるとか、帰宅してはじめに入れ替えるとか、習慣づけてしまうと案外苦になりません。

むしろ、毎日のルーティンができて、気持ちの切り替えなどができるので、私はお水を入れ替える時間が好きなんです。

枯れた葉をこまめに取り除く

はじめに水に浸かる部分の葉を取り除きましたが、飾っている間にも枯れてくる葉っぱや花びらが出てきます。

この枯れたお花からは、エチレンガスという「老化ホルモン」が発生し、お花全体が枯れやすくなってしまいます

また、お水に枯れた葉などが落ちると細菌が繁殖する原因にもなるので、お水の入れ替えをおこなう際に気づいたら取り除きましょう。

変色した部分をカットする

お水に浸かっている茎の部分は黒くなったり、ぬめりが発生したりします。

少し手間ですが、お水を替えるタイミングで毎日1~2センチほどカットしてあげると、汚れた茎の切り口が新しくなり、水の吸い上げが復活します。

水切りをして小さくなった花
お花の茎は段々と短くなりますが、小さな花瓶やビンに移し替えることで、雰囲気も変わり長く楽しむことができます。

延命剤などの薬を使う

切り花をお花屋さんで買うと付いてくることもある「延命剤」。
基本的に、花瓶にいれるお水の中に入れるだけで、OK。

延命剤の種類は、希釈して使用するものや、粉末タイプのもの等があります。

希釈するタイプは大きめなボトルに入っているので、今後も切り花を飾りたい方におすすめです。
反対に、今回だけ使いたいという方は、粉末で小袋に入っているいるタイプや、液体でも小分けされているものがあるので、まずはお試しされると良いかもしれません。

お花のエネルギーとなる糖分などが含まれていたり、菌の繁殖を防ぐ抗菌剤などが含まれているものもあります。
界面活性剤が含まれているものだと、お水の吸い上げも良くしてくれるのでおすすめです。

元気がなくなったら、水圧を利用する

飾っていて、お花がグッタリしてしまったことはありませんか?

ぐったりした花

水切りでは水を吸いきれないほど弱っているせいかもしれません。。。

そんな時に試してほしいのが、「深水(ふかみず)」という方法です。

▼必要なもの
・バケツ
・新聞紙

新聞紙で、お花を真っ直ぐ巻いていきます。(茎の根本は数センチほど出しておきます。)

その後、水切りを行い、お水をたっぷり入れたバケツに立ててください。

茎をたっぷりの水に浸すことで、水圧のおかげで茎全体に水分を届けることができます

新聞紙で巻く時はきつく真っ直ぐになるように巻き、バケツに立てて置くときも、まっすぐに立てておきます。

ぐったりして曲がってしまった茎や葉の形が整うことで、水分がすみずみまで行き届いてくれます。

まとめ

切り花を綺麗に長持ちさせる方法は、12個ありました。

  • きれいな花瓶などの器を用意する
  • 花瓶の大きさはお花の量に合わせてあげる
  • 水に浸かる位置の葉を適度に取り除く
  • 水中で花の茎を切る
  • ハサミは清潔で良く切れるものを使う
  • お水の量は花の種類で変える
  • 高温多湿な環境は避ける
  • 水は毎日入れ替える
  • 枯れた葉をこまめに取り除く
  • 変色した部分をカットする
  • 延命剤などの薬を使う
  • 元気がなくなったら、水圧を利用する

とはいえ、これらを全て完璧にこなそうとすると大変ですよね。。。

なので、毎日最低限やっておきたい!というのは一つだけ。
花瓶の水の入れ換えです。

入れ替えするついでに、枯れている葉を見つけたら取り除いたり、変色した部分をカットしてあげて、器のぬめりをとる

ここまでやれたら、十分だと思います。

大切なお花を少しでも綺麗な姿で眺めていられるよう、ぜひ試してみてくださいね。

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