お花が落ち着いてきたら試して!切り戻しの意味と仕方について

花の育て方
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お花が咲いて落ち着いたら終わり。。。ではありません!

「切り戻し」という作業を行うことで、再びたくさんの花を咲かせることができます。

今回は、お花を「切り戻し」する方法や失敗しないために気をつけておきたい作業のポイントについてご紹介します。

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切り戻しとは?

切り戻しとは

切り戻しとは、開花のピークを過ぎたお花などの植物にする作業で、伸び過ぎてしまった枝や茎を除くことで、株の全体的な形を整えたり、茎や花の生長を促すために行います。

お花だけでなく、樹木などでも行う植物のお手入れで欠かせない作業です。

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切り戻しをやる意味について

切り戻しは、以下のような目的のために行います。

  • 形や大きさを整える
  • 風通しを良くする(病害虫予防)
  • 新しい芽を出させる
  • 収穫も兼ねて形を整える

形や大きさを整える

お花を咲かせて茎や枝もぐんぐん伸びている植物を、そのまま放置してしまうと、丸い形だった株がいびつな形になったり、不自然に大きくなってしまうこともあります。

そんな時は、切り戻しをしてあげることで、見た目がスッキリするのはもちろん、小さくなることで管理もしやすくなります。

また、枝が上に伸びていってしまうものは、上に上に伸ばしたままだと倒伏する可能性があるので、倒伏防止にもなります。

風通しを良くする(病害虫予防)

自由に伸び切った株は意外と密集して、株元には風が通りづらくなっていることがあります。

こうなると、株元に湿気が溜まる状態になり、病気になったり害虫が発生する可能性が高まってしまいます。

お花をもっと咲かせようと伸ばしていたのに、逆にお花の生育を止めてしまう原因の一つになっていたかもしれません!

新しい芽を伸ばす

伸び切った不要な枝は等は、これから開花するお花の栄養も奪ってしまい、お花の数が増えていかなくなることがあります。

切り戻しをすることで、切ったところの下にある脇芽を育てることで再び開花させることができます。

収穫も兼ねて形を整える

ミントやタイムなどのハーブは育ちがよく、枝が混み合い、蒸れやすくなってしまいます。
そのため、ハーブの収穫も兼ねて切り戻しを行うことが多いです。

切り戻しの方法について

切り戻しといっても目的やお花の種類によって、切り戻しの方法は異なります。

今回は、初心者でも簡単に育てることのできる、ペチュニアの花を再び咲かせるための切り戻しを例に説明していきます

ペチュニアの切り戻しは、花が咲き終わる頃の6月中旬~7月中旬に行います。

根元から10~15cmのところので切っていきます
このときのポイントは小さな芽のあるすぐ上を切っていくこと。

切り戻した後は、液体肥料などを与えておくと、脇芽が伸びてきます。

その後、30日~40日くらいで再びお花が咲きます。

切り戻しする時のポイント

切り戻しする時のポイントは3つ

切り戻しに失敗しないように、以下のポイントに注意して作業を進めましょう。

思い切ってバッサリと切る

目的は色々ですが、基本的に根元から1/3~1/2程の部分でカットしていきます。

一生懸命育てたお花を切ってしまうのは思わずためらってしまいますが、切り戻しを行うことでまたキレイにお花が咲き、そのままにしておくより長く楽しむことができるので、結果的にお花にとっても良いことなので、思い切ってバッサリと切ってあげましょう。

お花によっては、切った枝を挿し木として使用することができるものもあるので、事前に調べておくと良いですよ!

使う道具は清潔なものを使用する

汚れているハサミなどで切り戻しを行ってしまうと、切り口から細菌が入ってしまうかもしれません。
細菌が入ってしまうと、病気になり枯れてしまう可能性があります。

軍手などの手袋を着用する

枝の切り口の樹液が付くと肌がかぶれる場合もあるので、手を守るために着用します。

また、手に付いている細菌や雑菌が枝の切り口から入ってしまうことを防ぐ意味もあります。

切り戻しをして大事な植物を長く楽しもう

切り戻しは、形を整えたり病害虫を予防したりと植物を育てる上で必要な作業です。

お庭やベランダの大事な植物を長く楽しむためにも、切り戻しをマスターしてより元気な植物を育てていきましょう。

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